入札

名古屋市の入札に参加したい!入札手続きや注意点など徹底解説

名古屋市でどのように自治体ビジネスを開拓していくのか、悩んでいる事業さまは多いのではないでしょうか?

名古屋市は愛知県の県庁所在地であり、政令指定都市です。
主に、以下3つの魅力があります。

  • 人口規模:2020年8月1日時点で約223万人、現在も増加傾向。
  • 産業:ものづくり産業が有名であり、第二次産業や第三次産業が盛ん。新型コロナウイルス流行前、経済成長率はプラス2.2%を記録。
  • 歴史:戦国〜江戸期で活躍した武将が有名で、名古屋市は「武将観光」に注力。

このように、名古屋市は人口増加・ものづくり産業・歴史など、深い魅力がある成長中の都市といえます。

そのような名古屋市で、自治体ビジネスを検討されている方は大勢いらっしゃるでしょう。

名古屋市で自治体ビジネスを開拓する場合、まずは新規参入しやすい入札に参加することをおすすめします。
入札は地域特有の課題があらわれているうえに、過去の入札結果から傾向と対策を考えることができるからです。

しかし、初めて名古屋市の入札に参加する場合には、疑問に思うことが出てくるかもしれません。

そこで今回は、

✔︎ 名古屋市の入札傾向の調べ方

✔︎ 名古屋市で現在募集されている入札情報の探し方

✔︎ 入札に参加するための事前準備

について、徹底解説します。

名古屋市における自治体ビジネス開拓に、今回の記事をぜひご活用ください。


名古屋市の入札の傾向をつかむには?

まず名古屋市に限らず、入札の傾向を調べるには「名古屋市の過去の入札結果を調べること」がおすすめです。
過去の入札案件は、行政課題をもとに発注されていることが多いからです。

名古屋市は人口規模でも経済面でも日本有数の都市です。
しかしひと言で都市と言っても、自然環境や産業、歴史や文化が異なるうえに、現在直面している行政問題も違います。

具体例をあげると、少子高齢化問題や地震などの災害対策、その地域特有の産業の活性化など。
新型コロナウイルス感染症流行においては、その地域ごとの医療に関する行政課題も大きく報道されていますね。

地域や都市の特徴に沿った、問題解決がますます必要だとされています。

入札と地域の関係

それでは、入札と地域や都市の特徴とはどのような関係があるのでしょうか?

市長や市議会議員は、あくまでも「住民の代表者」。
その地域特有の課題を解決するために、地域住民が選挙で市町や議員などを選びます。

地域住民の要望に耳を傾け、解決のための方針を決めるのが市長や議員の仕事です。
そして「地域の行政課題の対策方針」をもとに、官公庁の事務担当者が民間事業者に業務を発注します。

つまり、事業者に発注する内容には、その地域特有の課題が反映されることが少なくありません。
地域の課題がそのまま入札傾向として現れがちゆえに、過去の案件を調べることで対策もわかることが多いのです。

名古屋市の入札傾向の調べ方

名古屋市の入札傾向を分析するにはどうすれば良いのでしょうか?
もっとも効率的に分析する方法は、先ほどお伝えした名古屋市の過去の入札結果を調べること。

確かに、名古屋市がもっとも力を入れている政策を理解する方法もあります。

例えば、現在名古屋市が計画している「名古屋市総合計画2023-世界に冠たる NAGOYAへ-」を読んでみるなどです。

しかし、名古屋市の全体的な方向性はわかっても、傾向を読み込むことは少し難しいかもしれません。

そのため、名古屋市の入札についてより具体的な傾向を調べるには、過去の入札結果をチェックするのがおすすめです。

実際に過去の入札を調べてみると、例えば

  • 具体的にどのような発注が行われているのか?
  • どのようなライバル事業者がいるのか?
  • 落札した事業者の特徴は?
  • 落札した理由は?

などの重要な情報を知ることができるからです。

名古屋市の入札結果はどこにある?

それでは、名古屋市の入札結果を実際に調べてみましょう。

調べる場所は、名古屋市の公式サイトです。

ひとつ注意点として、実は名古屋市は政令指定都市のため、独自の入札システムを作っていることがあります。
対して愛知県と愛知県内の市町村・一部事務組合は、名古屋市とは別の広域入札システムを利用しています。
例えば、名古屋港湾管理組合は名古屋市入札システムには反映されていません。

今回は名古屋市をご紹介しますが、自治体ビジネス拡大のチャンスを広げるためにも、機会があれば愛知県管轄の入札もチェックしてみてください。

入札など募集の入り口は、以下の2つあります。

分類

入り口

(1)工事・委託など

電子入札システム

(2)プロポーザル

名古屋市の「その他の募集」から、各担当の局のページに移動

※プロポーザルに関する情報は入札に比べて少ないので、各担当課のサイトで結果が公開されています。

自治体ビジネスの可能性を広げるために、プロポーザルについても確認することをおすすめします。

名古屋市のホームページから入札結果を確認する方法

それでは、名古屋市公式サイトを開いてください。

(出典 名古屋市

右端にある「事業者向け情報」にカーソルを合わせて「入札・契約」をクリック。

(出典 名古屋市

「電子調達システム(外部リンク)」をクリック。

(出典 名古屋市

電子調達システムの左側にある「調達情報サービス」をクリックします。

(出典 名古屋市

「調達情報サービス」の上のメニュー「入札結果」「契約結果」を開いてみてください。

検索システムが出てくるので、希望の条件をメニューで選び、調べてみてください。

名古屋市の入札結果の読み取り方

名古屋市で公開されている一般競争入札は、次の6つです。

  • 工事請負
  • 測量、設計
  • 資材納入
  • 物件の購入/買入
  • 不用品の売り払い
  • 業務委託

ここでは、特に発注が多い「工事請負」を例に説明します。

項目

内容

事例

対象年度

どの年度の入札案件か書かれています。

令和2年度

入札担当部局

入札を担当した部局について書かれています。

財務局

件名

わかりやすいように名古屋市で決めた入札案件名です。

〇〇動物園〇〇舎植栽工事

申請区分

名古屋市で決めた分類です。

工事請負

申請業種・品目

名古屋市で決めた分類です。

造園工事

契約形態(総価・単価)

単価での入札か、総額での入札かについて書かれています。

総価

入札及び契約の方法

入札がどういう方法で行われるか書かれています。

指名競争入札

予定価格(税抜)

落札の上限価格です。

– 円

落札者

落札した事業者名です。

〇〇株式会社

落札金額(税込)

実際に落札された金額です。

– 円

さらに、

  • 入札に参加したすべてての事業者
  • 入札に参加した事業者の入札金額
  • 落札したか、辞退したか

なども書かれています。

入札結果をひとつひとつ確認すると名古屋市の傾向もわかるので、ぜひ検索してみてください。


現在募集中の入札案内はどこにある?

ここまで過去の入札案件の調べ方について解説しましたが、最新の入札募集情報はどこにあるのでしょうか。

先ほど紹介した名古屋市の入札情報システムに書かれています。

それでは、ひとつずつ紹介しますね。

名古屋市が募集している入札案件の調べ方

先ほど紹介した、電子入札システム「調達情報サービス」をもう1度開いてください。

(出典 名古屋市

「発注見通し」「入札情報」があります。

このふたつには次のような違いがあります。

項目

内容

発注見通し

現在はまだ正式に募集していないけれど、入札参加募集が予定されているものです。

入札情報

現在募集されている入札情報です。

発注見通しがある理由は、大規模な工事などは早くに予定が決まっている、かつ入札に参加する事業者も準備に時間が必要だから。

これから入札を検討している事業者さまは、発注見通しもチェックしてみてください。

「発注見通し」も「入札情報」も検索方法は変わりません。

(出典 名古屋市

「入札情報」をクリックすると、検索画面が開かれます。
ご希望の条件を選び、検索してみてください。


名古屋市の入札で必要な事前準備は?

名古屋市の入札で1番注意したいのは事前準備です。

なぜなら、理想的な入札案件が募集されていても、すぐに入札に参加できるわけではないのです……。

必要な事前準備は、3つあります。

✔︎ パソコンとネットの環境を整える

✔︎ 競争入札参加資格をとる

✔︎ 電子入札システムの利用者登録をする

少し時間がかかってしまうので、注意しましょう。

それでは、ひとつひとつ説明しますね。

準備1.パソコン環境ネット環境を準備しよう

パソコン(ハードウェア、ソフトウェア)環境とネットワーク環境を名古屋市推奨のものに合わせなくてはいけません。

そして、個人識別のためのICカードが必要です。

※パソコン環境やネットワーク環境、ICカードは仕様変更される可能性もあるので、必ず最新のマニュアルを確認してください。

準備2. 競争入札参加資格を取得しよう

入札参加者は、先に名古屋市の競争入札参加資格を取得しなければいけません。

競争入札参加資格は、書類や公的証明書を提出し審査を受けるため、長い時間が必要です。
特に書類作成や審査に慣れていない場合は、思った以上の時間がかかることも多いです。

なるべく早く準備を始めることをおすすめします。

また書類など準備物は、事業者の規模などで変わることも少なくありません。
その場合は、必ず最新版マニュアルを確認しましょう。

準備3. 電子入札システムの利用者登録をしよう

入札に参加するときは、電子入札システムから入札します。

このときに、IDとパスワードが必要です。
IDとパスワードは2つ目の準備で説明した「競争入札参加資格審査申請」を行ったときに名古屋市から発行されたもの。

こちらも制度や方法が変更される可能性がありますので、必ず最新版のマニュアルで登録方法を確認しましょう。


まとめ

今回は、名古屋市の入札結果や入札案内、事前準備について紹介しました。

自治体ビジネスを拡大したい方にとって、名古屋市は大変魅力的な都市です。

最後にまとめると、名古屋市の入札で注意する点は2つです。

✔︎ 事前準備は早めに始める

✔︎ マニュアルは常に最新版を確認する

手続きに慣れないうちは、少し時間がかかってしまいます。

確実に入札に参加できるように、早めの準備をおすすめします。

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